北海道に遠征してきた話 1/n 〜計画と振り返り〜

渓流ルアー

行ってきました北海道。6月下旬から7月上旬の2週間ほど。

なぜこの時期かというと、オショロコマを釣りたいから。去年9月末もそのために北海道に初めて遠征してみたが時期と条件が悪く、どうにか数匹キャッチできただけだった。オショロコマは初夏前後が良いとのことなので今回はバッチリ時期を合わせた。他にも快適な時期に釣りがしたいというのもあった。特に遠征ともなると着替えやら体力やらに影響してくるので超重要。十勝などのエリアではヤマメが7月まで禁漁となるのでもう少し遅い時期にしようか迷ったが、結果的に大正解だった。7月に入ってからは北海道でもなかなか暑く、初日からこれだったらしんどかったと思う。さらにGoProが熱ですぐ止まるので暑い時期はできるだけ避けたい。

旅はフェリーで苫小牧に上陸するところから始まり、富良野・十勝・網走を回って戻って来る感じ。1日に2河川回って次のホテルまで移動するスケジュールで、それが毎日なのでまぁまぁハード。計画時にはいけたらいいなくらいの感覚で詰め込んだが、結果的に予定していた河川はだいたい回ることができた。釣行日数11日で18河川回れたので十分でしょう。

釣果はというと、何匹釣れたかわからないほど釣れた川もあれば、なかなか渋かったりウグイだけだったりと様々。1河川だけボウズがあった。最終日、フェリー搭乗前に軽くできるところはないかと札幌近郊の川をGoogle Mapで探して行ってみたのだが、渇水と先行者の痕跡があり魚影を全く感じられず。トラウト天国北海道と言えど、どこの川でも魚影が濃くてポンポン釣れる、というわけにはいかないらしい。それぞれの河川の釣果詳細はまた別の記事で。いや、記事にはしないかも、、少なくとも動画にはするのでそちらを見ていただけたらと思う。めちゃくちゃ釣れた回は今から編集が憂鬱だ。

動画関連の話。多くの人は興味のない話。長期遠征で動画収録するとなるといつもと結構事情が違う。それは記録媒体。普段自宅から釣りに行って収録して返ってくるだけならカメラ1つにつきメモリーカード1枚で済む。しかし遠征中はメモリーカード1枚では当然足りなくなる。日数分メモリーカードを用意するのが簡単だがコスパが悪いし小さいので紛失リスクもまぁまぁある。そこで今回はHDDを丸ごと持っていき、ホテルでデータをそこに退避するようにしてみた。HDDは構造上あまり持ち歩きたくないのだが、SSDで同じことをやろうとするとめっちゃ高くつくので仕方なし。万が一のクラッシュに備えホテルのWi-FiでGoProサブスクのクラウドにバックアップ。しかしこれはうまく行かないことがあった。ホテルのネット速度が遅すぎたり定期的に切れたりする場合があるので、朝起きてもバックアップが終わっていないことが結構あった。まぁHDDはクラッシュしなかったので一旦は問題にならなかったがもうちょっと良い方法を考えたいところ。ポケットWi-Fiとかレンタルするのが良いのかな?でもこういうのって容量制限あるよね?うーむ。

カメラが壊れた話。3日目くらいだったかな?その日は雨が降っていた。GoProは40分程度で内蔵バッテリーが切れるため、いつもモバイルバッテリーから外部給電している。GoProのパススルードアの防水性が甘くて、どうやらコネクタ部分に水が入ったらしく起動しなくなった。3台のGoProを運用していて、起動しなくなったGoProは首からかけている11。仕方ないので水中撮影用の10に取り替えて撮影続行。GoProにはハインドサイト撮影という機能がある。録画をメモリ上に行い、ボタンを押したら15秒あるいは30秒前からの映像をメモリーカード側に保存するといったものだ。魚がヒットした時だけボタンを押せば、撮れ高だけを保存できるという目論見である。遠征のため撮影容量を節約する目的でこの機能を使っていたのだが、GoPro10ではバグがあるらしく、4割くらいはデータが破損していた。それに気付いたのは全日程の半ば頃。サブでGoPro12を肩に付けてほぼ常時録画していたので大事には至らなかったが、ちょっと気付くのが遅かった。その後はハインドサイトを使うのをやめた。故障したGoPro11はホテルに戻って乾燥させた後、ケーブルを刺して給電してみたがやはり電源は入らず、焦げ臭いニオイがしてきたのですぐに封印することに。GoProサブスクで100ドルで交換対応してもらえるので7月下旬の現在、交換品を待っている。余談だがちょうどドル円160円の時に申し込んだので16100円取られ、その後円高方向に進んで執筆時現在152.3円。800円くらい損した?手続きもめちゃくちゃめんどくさかった。

持っていって良かったものについて。クマ対策色々。やはりヒグマは怖い。全て単独釣行なので特に。だからできる限りの対策をとって、それでもだめならもうしょうがないと割り切る。できる限りの対策はというと、熊鈴×2、熊撃退スプレー、爆竹とおなじみセットに加えて、ベアアラーム熊をぼるパワー森林香を購入し装備。このベアアラームは熊が嫌がるハチの羽音と同じ周波数らしく、指向性がありかなり大きな音が出る。爆竹を鳴らすよりも断続的にこれを鳴らしたほうが手軽だし音が届くように思う。周波数云々の話は真偽不明だが、音が届くという点では確かな効果があるだろう。充電式でライトにもなるので買ってよかった一品。熊をぼるは熊が嫌うニオイが染み込んだ形態忌避剤。これの効果がどれほどのものかは分からないが、今回痕跡も含めて熊と遭遇することはなかった。お値段はちょっと高め。だが命には変えられない。出したてはしたたる汁に注意。衣服などに着くと取れない。粘り気もあるため乾いてしまうとまず取れない。パワー森林香は虫よけ用途だが、ニオイを撒き散らして存在をアピールする点で一役買っていると思えば無いよりあった方がいいだろう。というか北海道は虫がめちゃくちゃ多いので虫対策は必須。この虫の多さが豊かな川を育んでいるのだと思う。

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もっと持っていくべきだったものについて。着替え。特にシャツ。今回は5日分くらいの着替えを持っていって途中でコインランドリーを利用する感じ。でも1日2河川回る場合、シャツは倍持っていくべきだった。チェストハイウェーダーを使っているので1河川目を終えると日によっては汗でびっしょり。2河川目に行く前にシャツだけは着替えておきたくなる。濡れたシャツで車のシートに触れると気持ち悪いからね。あとサイズはLLにしておくべきだと思った。釣りをしているとグローブとシャツの袖との間に隙間が出来がちで日焼けするからだ。2日目くらいに曇っていたので油断して日焼け止めつけていなかったのでバッチリ焼けてしまった。腕を保護するやつをつけてもいいけど遠征用に何枚も持っていくのもアレだしなぁ。あとはフック。スイミングフックを自作して使っているが、魚が沢山掛かるせいなのか消耗が早くすぐ枯渇してしまった。道具は持ってきていたのでホテルで追加作成はできたが、2河川回って長距離移動もした後にフック巻く作業は正直しんどい。大量に作って持って行くべきだった。そうすれば道具もそもそも持って行く必要もなくなるし。

もって行かなくてよかったものについて。大量のルアー。魚のサイズも大きいだろうし大きいルアーを色々持っていこう!となるわけだが、実際は使わないものがほとんど。いや使え。でもいざフィールドに立つと別にいつものルアーでいいだろってなる。使い慣れてるし。これは人によるのかなー。ルアー交換がめんどくさい・実績がないから不安・慣れているルアーなら魚影の濃さや活性の高さが図りやすい、といった理由で私は同じルアーばかり使ってしまう。それでもまぁ今回は色々使った方だよ。普段より大きめの川で、普段よりも強めのタックルで、普段よりも重めのルアーを使ったからね。とは言え持っていったルアーの1割も使っていないと思う。

やるべきだったことについて。フェリーの予約をもっと早くするべきだった。三井商船フェリーの予約は2ヶ月前から開始する。そして思っていた以上に早く部屋が埋まる。私は公共の場がとても苦手な欠落人間なので、部屋は絶対個室一択。多少高かろうが。なのでプレミアムを予約するつもりだったが1ヶ月半前で既に満席。(帰りの便は2ヶ月前なのでプレミアム予約できた)スーペリアはギリギリ空いていたのでそちらでどうにか事なきを得た。しかしスーペリアはシャワールームがめちゃくちゃ狭く浴びるのは諦めた。フェリーを予約する場合は予約開始直後に申し込むのが良いだろう。

失敗したこと。フェリー乗船客に限り4日間、道内の高速道路が乗り放題になるサービスが6千円くらいで受けられる。あっちこっち行くしなぁと思ってよく考えずに申し込みしてしまったが、川を巡りながら移動する場合高速に殆ど乗ることが無く、おそらく4000円ほど無駄にしてしまった。この申込み内容をフェリー内の売店で提示すると記念品だかがもらえる?特典もあったようだがすっかり忘れていたのでそれも無し。勢いで申し込むものじゃないね。反省。

次は各河川の釣行について書くかもしれないし書かないかもしれない。

次:北海道に遠征してきた話 2

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