最終日。札幌の宿に泊まり夕方出向のフェリーまで1河川釣りをしてちょっと観光して帰路に着く。
札幌近郊の川
フェリーの出港は夕方なのでたっぷり2本、川を巡るのもできるのだが、もし何かトラブルがあって乗船出来ないなどといった事態は絶対に避けたい。なので欲張らず1本だけ、そして深入りもしないと決めて適当な川に入ってみた。
橋の隣は広々と駐車できるスペースがあり、川へのアクセスも容易で入渓は非常に簡単な川だ。橋の下の平らなスペースには焚き火の跡があり誰かがここで晩酌を楽しんだのだろう。炭は持って帰れ。
水量は芦別と同じく渇水気味。魚など着きそうにない水深で期待できない展開が続く。しかし目先には段々となった堰があり、その落ち込みだけは水深は十分。出るとしたらそこだろうと足早に釣り上がる。
期待の堰にルアーを投げる。…反応なし。次の段は?…反応なし。まぁ、入渓ポイント近くだし焚き火跡もあるくらいだし、釣りは始まったばかりだ、と言い聞かせ上流へ足を進める。
河畔林のカバー下ならチェイスの一つくらいあるかと思ったが、生命感が全く無い。程なくしてまた背の低い堰堤が現れ、また細い流れが続き、また堰堤、といった具合だ。
あまりに生命感がないので水中を撮影してみる。結果として1匹だけ魚は映っていたが、これはデータを持ち帰って確認して初めて分かることで、現場でリアルタイムで確認できたわけではないので最後まで疑心暗鬼の釣行となった。やがて濡れて乾きかけている平たい石が視界に入る。どうやら先行者がいるようだ。これだけ細く魚影が薄い川で先行者ありとなれば釣果は絶望的。連日釣りを楽しんできたのでここから気張るモチベーションもないので早々に退渓することにした。
今回の北海道遠征、唯一のボとなった。
サケのふるさと千歳水族館へ
まだ8時前だが他に入る川のあてもないので釣りを終えてサケのふるさと千歳水族館へいってみることにした。開館は9時だがその前に着いてしまい時間まで入口で待つことに。気を利かせてくれたのだろう、少し早く入れてもらうことができた。
トラウトを釣る者としてこの水族館は非常に興味深く楽しめた。この水族館の目玉の一つが、すぐ隣に流れる千歳川に遡上する鮭などを水中から直接観察できること。しかし時期が時期だけに観測できた魚は1匹だけ小さいヤマメもいたがそれ以外はウグイだった。鮭の遡上時期となる秋にまた見に行ってみたい。
水族館を満喫した後は隣の道の駅サーモンパークでちょっといいものを食べて適当に時間を潰し苫小牧港へ移動、フェリーに乗船。これにて今回の遠征は終了である。
遠征から戻りました
— みまねちゃんねる (@_miyoumimane_) July 6, 2024
楽しい時間は終わり
これから地獄のデータ整理&編集です pic.twitter.com/R0ppFP3aBX
今回の遠征で11日を釣りに使い18河川を渡り歩いた。
トータルヒット数は686回。
352キャッチ333バラシ1ラインブレイクとなった。
ロストしたルアーは2つ。川にゴミを残してしまい申し訳ない。反省。
(動画内の数と差があるのは非公開のものもカウントしているため)
釣りたかったオショロコマが飽きるほど釣れたり、良型のニジマス・エゾイワナもキャッチできたりと去年の遠征とは格段に実りのあった内容となり概ね満足している。1度あったラインブレイクは技術とタックルの強さ・ラインの太さで回避できた問題なのでそこは反省点とし次回に活かしたい。ともあれ、事故や野生動物との接触もなく無事に旅を終えられ安堵している。
北海道は広い。2週間程度では全く足りない。まだまだ行ってみたい川が五万とある。また良い旅ができるようお金と有休を貯めて次に備えようと思う。

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□北海道に遠征してきた話 0 〜計画と振り返り〜
□北海道に遠征してきた話 1 〜静岡沼津→苫小牧→富良野〜
□北海道に遠征してきた話 2 〜富良野→占冠〜
□北海道に遠征してきた話 3 〜占冠→帯広〜
□北海道に遠征してきた話 4 〜帯広→足寄〜
□北海道に遠征してきた話 5 〜足寄〜
□北海道に遠征してきた話 6 〜足寄→北見〜
□北海道に遠征してきた話 7 〜北見〜
□北海道に遠征してきた話 8 〜北見→遠軽〜
□北海道に遠征してきた話 9 〜遠軽→旭川〜
□北海道に遠征してきた話 10 〜旭川→札幌〜
■北海道に遠征してきた話 11 〜札幌→静岡沼津〜
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