北海道に遠征してきた話 10 〜旭川→札幌〜

渓流ルアー

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約2週間の旅も明日が最後。帰路を意識しフェリー乗り場の苫小牧に釣り場を寄せていく。旭川に宿を取り、今夜は札幌に宿泊。その中間地点となる芦別の川に入渓した。

芦別の小渓流

この川は去年の9月末に来道した際にも入った渓。その時はニジマス・エゾイワナ・ヤマメが釣れたが今回はどうだろう。

初めての渓であれば自分の信頼の置けるいつものスプーンを使うところだが、今回はそうではないので帯広の釣具屋で買ったスプーンを試してみることに。

地元では見かけないスプーンだったので北海道ご当地ルアーなのかな?と思ったが、後日調べてみたら全然そんなことはなかった。この彩斗というスプーンはボディが波打っていてユニークな形状をしている。どんな動きをするのか楽しみだ。

去年の実績と新しいスプーンで膨らむ期待とは裏腹に、川は渇水状態。流れも弱々しく前回の印象とはかけ離れている。かなり不安だが代替のポイントも知らないのでとりあえずやってみる。

最初の反応は以外にもすぐに訪れた。細い流れではあるが川幅が狭く水深のあるポイントではちゃんと魚はいるようだ。ただしサイズは望めそうにない。アタックしてきたのは小さなニジマスだった。

スプーンの動きはそれなりに良く、ちゃんと釣れるルアーであることが確認できた。しかしその特徴であるウェーブ部分が優先的に石にぶつかるためウェーブに沿って塗装が剥がれるのが気になった。

少し釣り上がると穏やかなプールが広がっている。ここではエゾイワナが喰ってきた。やはりサイズは小さい。弱々しく流れる沢では魚が着くポイントが希少だ。釣り上がっていくとそんな希少なポイントでポツポツと反応はあるが、どうしても前回の記憶と比較してしまい煮えきらない想いが募る。

大きな岩盤から流れ落ちる深いポイントまで到着した。前回はここで良型のヤマメが釣れたが今回は小さなアタリが1度あったのみ。渇水時なら魚が溜まりそうなものだが意外にも何も釣れなかった。期待していただけに落胆の色を隠せないが人の踏み跡もそれなりにある渓なので叩かれ抜かれ、逆に釣れないポイントになっているのかも知れない。

今回は岩盤の滝を超えて上流の方にも行ってみる。しかし水量は減り川幅は狭まり、状況は好転しそうになかった。小さなニジマスが1匹とバラシが1つ。奥に進むにつれ熊リスクが高くなるばかりでリターンもないので退渓することにした。

マップを見ると小さな沢が流れ込んでいる。ここを辿っていけば林道に出られるかと頑張って登ったが、それはそれは立派な砂防ダムで行く手を阻まれ登れそうになく、結局川通しで戻らざるを得なかった。

駐車した場所に戻ると朝はなかった車が1台増えている。そして後片付けをしているとちょうどその車の持ち主である2人のフライマンが同じ退渓ポイントから上がってきた。お話を聞くとお二人は本流の方へ入っていたそうだ。やはり渇水に苦戦して2人でニジマス1匹だけだったそうだ。私が静岡から来たことを告げると驚いていた。

なんともパッとしない釣行となってしまったので動画にするかどうか悩んだが、新しいルアーを使ったこともあり公開することにした。

7キャッチ9バラシで終了。

2本目:キャンセル

2本目に行く川も計画していたのだが、川へ入るための道がわかりにくく通り過ぎてしまった。その道は車通りがかなりあり、それでいて山中の峠道のような感じでUターンする場所もなかなかなく、あったとしても右折で入らなければならなくなってしまう。1車線で交通量もあるので気が引けるのと、連日の疲れ・釣りを連日たっぷり楽しんできたのもあり、もういいやとなってしまった。なにより1本目の川と同じ水系なので渇水で状況は似たようなものだろう。

札幌の宿付近で食事でもしてゆっくりしよう。

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□北海道に遠征してきた話 0 〜計画と振り返り〜
□北海道に遠征してきた話 1 〜静岡沼津→苫小牧→富良野〜
□北海道に遠征してきた話 2 〜富良野→占冠〜
□北海道に遠征してきた話 3 〜占冠→帯広〜
□北海道に遠征してきた話 4 〜帯広→足寄〜
□北海道に遠征してきた話 5 〜足寄〜
□北海道に遠征してきた話 6 〜足寄→北見〜
□北海道に遠征してきた話 7 〜北見〜
□北海道に遠征してきた話 8 〜北見→遠軽〜
□北海道に遠征してきた話 9 〜遠軽→旭川〜
■北海道に遠征してきた話 10 〜旭川→札幌〜
□北海道に遠征してきた話 11 〜札幌→静岡沼津〜

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