5日目は足寄に滞在。本別の中流域の川へ入渓。
1本目:本別の川
ここも入渓方法がよくわからず、藪漕ぎして水辺へたどり着いたら護岸ブロックのやや深い場所に出てしまった。渡れない深さではないかも知れないが濁っているのと底がどうなっているのかわからないこと、見た目はそうでもないが流れが強いかもしれないことを考慮しリスクを避け、少し遡行して流れ込みの浅い場所から渡ることにした。
浅い場所までいつものスプーン、D-Sライン 4gを打ち込みながら右岸の護岸コンクリートに沿って上がっていく。垂れ下がった枝の下でさっそくヒット!しかしバラシてしまう。魚種が気になりつつもキャストを繰り返すとまたもヒット、そしてバラシ…。ああ、そういえば前日の釣行からフック交換してなかったっけ。新しいフックに交換。その直後またバラす…。原因はフックのせいだけじゃなさそうだ。

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浅瀬を渡り、少し下流を攻める。さっきまで反対側にいた場所にもルアーを投げてみると何かが喰ってきた!ネットインしてみると、それはウグイだった。さらに下流側でブラウントラウトも釣れた。ああ、この川、ブラウン入ってしまっているのか。この先もブラウンだらけだったらどうしよう。などと考えながらも次に釣れたのはニジマス。そしてまたブラウン、またニジマス。どれも20cm前後だ。
ひとしきり下流側を攻めたので上流へ遡行していく。先程渡った浅瀬を超えると少し大きな中州になっており、右岸側が細い流れだ。しかし奥の方は護岸に流れが当たり水深がありそうである。ひょっとしたら大物がいるかもしれない、と攻めてみることに。
その予感は的中し、スプーンを沈めるといい手応えと共にドラグが出る。40cm手前の個体だが野生化したニジマスのパワーは他の魚と比べて頭一つ抜き出ている。もっと大きそうなのも次に掛けたがバラしてしまった…。2匹の良型ニジマスが大暴れした後でもさらに1尾追加で釣れた。こちらは30cmちょっとだっただろうか。悪くない型だが前2尾と比較してしまうとどうしても霞んでしまう。
40cm!…届かず😂
— みまねちゃんねる (@_miyoumimane_) June 26, 2024
よく引く良いニジマスさんでした👍
あと白鳥おった👀#渓流釣り#ルアー pic.twitter.com/z60lhdvSMi
後から気付いたのだが、メジャーの使い方が間違っていてリアルタイムでは2cmほどサバ読んでいた時があった。スライドできるプラスチックの部分を端に寄せたままこれを起点に測っていたのだ。この魚も40cm手前だと思っていたが実際は37cmくらいだろうか。
橋の下をくぐり遡行を続ける。この後には先程のような深場があまりなく、北海道特有の平べったい渓相が続く。多少変化はあるものの、期待できそうなポイントで先のような良型が出ることはなかった。魚影は濃いのでコンスタントにヒットが続く。数尾だがエゾイワナとヤマメも時折喰ってくることがあった。ヤマメはこの場所では6月中禁漁なのでネットインせず速やかにリリース。いらないツッコミを避けるために動画には載せないでおこう。
ブラウントラウトが早々に釣れた時にぎょっとしたが、多種多様な魚が住まう川で思ったよりも良い川だった。
途中、急にアタリが減る区間に差し掛かる。何やら遠くで白く動く影に気付いた。近づいてみるとそれは…白鳥だった。この時期に白鳥?と思ったが北へ移動せず残る個体もいるらしい。こちらが近づくと上流へ逃げてしまい場が荒れ続ける。仕方ないのでちょっと大回りして追い越すことに。追い越してしばらくするとまたアタリが戻ってきた。とは言えみんなちびっこばかりだ。
途中目を奪うような断層が現れる。動画や写真では伝わらない生の迫力がそこにはあった。大興奮でサムネ用の写真を撮った。後から見返すと、あれ?なんか普通…。むしろ微妙…?サムネにするのはやめだ。当てにしていた写真が使えない。サムネどうしよう?普通に釣れた場所の景色でいいか。
適当なところで切り上げて退渓。
23キャッチ23バラシで終了。
2本目の川へ向かう。
2本目:足寄の川
北方面へ移動しそこそこの規模の中流域の川へ到着。しかし車が停まっている。京都ナンバーである。ここにきて先行者か。橋の上から川を見てみると、一人のフライマンが竿を振っていた。上流へ向かって行きそうだったので交渉して下流に入れてもらおうか悩んだが、駐車スペースが限られていて2台停めるのは難しそうだ。
旅の疲れも出始めている頃だしこの日は諦めることにした。このポイントは明日に持ち越そう。
昨夜泊まったホテルへと戻る。今回は連泊だ。溜まった着替えをクリーニングに出したり収録したデータをHDDへ移したりしつつ、午後は体をゆっくり休めた。
ちなみに今回宿泊したホテル レウス アショロ、とても良かった。できてまだ新しいようで綺麗だし部屋も広くおしゃれ。wi-fiも快適。収録データをクラウドにバックアップするためネットワーク環境は死活問題なのだ。何よりシャワーが秀逸。温度もレバーで調節でき、水圧も十分。古いホテルだと水とお湯を手動で調節しなきゃいけないところよくあるよね。あれ本当に嫌いなのでこの2泊は快適に過ごすことができた。
足寄に滞在することがあればまた是非利用したい。
6日目は北上し北見方面に向かう。

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□北海道に遠征してきた話 0 〜計画と振り返り〜
□北海道に遠征してきた話 1 〜静岡沼津→苫小牧→富良野〜
□北海道に遠征してきた話 2 〜富良野→占冠〜
□北海道に遠征してきた話 3 〜占冠→帯広〜
□北海道に遠征してきた話 4 〜帯広→足寄〜
■北海道に遠征してきた話 5 〜足寄〜
□北海道に遠征してきた話 6 〜足寄→北見〜
□北海道に遠征してきた話 7 〜北見〜
□北海道に遠征してきた話 8 〜北見→遠軽〜
□北海道に遠征してきた話 9 〜遠軽→旭川〜
□北海道に遠征してきた話 10 〜旭川→札幌〜
□北海道に遠征してきた話 11 〜札幌→静岡沼津〜
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