北海道に遠征してきた話 9 〜遠軽→旭川〜

渓流ルアー

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3日間の観光を経て、7月に入った。道東もヤマメの禁漁が解禁となりその辺に気を使う必要がなくなって気が楽である。

朝の4時過ぎ。ホテルを出て釣り場に向かう。深夜の延長線上のような時間だが外はもう大分明るい。よく晴れていて朝日が綺麗だ。

1本目:遠軽の市街地に近い川

ホテルから十数分で到着するこのポイントは、ご丁寧に河原まで車が入れるようになっており親水性がMAXである。それだけに連日沢山の釣り人が入っているものと思われる。早々に準備を整え、橋脚下へと向かった。

この川もやはり平べったい。そして橋脚下の消波ブロックが丸見えになっている。もしかして渇水状態なんだろうか?橋脚下右岸に流れが寄っていてそこだけは流れと水深がある。水は濁り気味であまり綺麗とは言えない。橋より上流は浅い瀬がやるだけ無駄と言わんばかりに見渡す限り広がっている。

流心やその脇をスプーンを流し込んでみるが反応はない。スレているのか、魚がいないのか、重ためのスプーンに変えて底をとってみるも結果は変わらず。

困ったときのスピナー、ということでブレットン5gを下流側に流してみる。するとほどなくして手応えが。18cm程度のウグイだった。ウグイと言えど釣れてくれてありがたい。生命感のない川での釣りは虚無そのものである。

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下流、徐々に水深が浅く流れも緩くなる場所へ釣り下っていく。スピナー続投だが反応はない。足で稼いだとしてもこの感触だと徒労に終わると思い引き返しがてら入渓ポイントまで釣り上がる。そのタイミングでまたウグイがヒット。婚姻色が出かけていて綺麗だ。しかしもう気持ちは退渓モード。先程の水深のあるポイントにあの手この手のルアーをダメ元で投げ込むが、ダメなものはダメだった。

時刻はまだ6時14分。苦手な広い川&魚影もないので早々に退渓。

2キャッチ0バラシで終了。

2本目:ちょっと上流のニジマスの川

上流方面へ車を走らせ40分。先程の川の支流に到着した。川幅は10m程度で開けていて遡行も難しくなく水量も適量。水質もそれなりに綺麗で初心者におすすめしたくなるような渓相だ。

橋の脇からエントリー。いつものロッドにいつものスプーン。いつものスタイルで釣りを始める。すると橋脚下で早速ヒット。23cmくらいのニジマスだ。体高があってこの川のエサの豊富さを表している。追ってまた1匹ニジマスが掛かってくる。その後、少々沈黙が続き最初だけのパターンか!?と不安になるが、ほどなくしてニジマスの無限ラッシュが始まった。この川も相当な魚影の濃さだ。

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途中、1匹だけ別の魚種が釣れた。なんとオショロコマだ!こんなにニジマスの魚影の濃い川でただ1匹だけ釣れたオショロコマ。ニジマスが移植される前はオショロコマの渓だったのだろうか?などと考えると切ない思いに駆られる。やがてこのオショロコマも駆逐されてしまうのだろうか?とりあえず今はこの環境下で逞しく生きるオショロコマに敬意を表しリリース。

どこに投げてもニジマスが釣れる、というと言い過ぎであるが、それだけ魚影の濃い川だった。ふと足元を見ると砂地部分に大量の蛾?のような虫がびっしりと留まっている。彼らがニジマスたちの胃袋に収まり数を増やしていることは明白だ。この昆虫の多さが北海道がトラウト天国と評される理由なのではと思った一日だった。

44キャッチ58バラシで終了。今回もちょっとバラシの実験をしたので多め。

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□北海道に遠征してきた話 6 〜足寄→北見〜
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■北海道に遠征してきた話 9 〜遠軽→旭川〜
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